スラマッパギ(おはようです)
スリランカのアーユルヴェーダ・リゾート施設の滞在も2日目。
この日からアーユルヴェーダ医のコンサルテーションやトリートメントが本格的にはじまります。
本場のアーユルヴェーダとはのようなモノなのでしょうか?
今回も、当時つけていた日記をもとに、原文から日記の文体そのまま記事にしていきますね。
ではさっそく、
スリランカのヘリタンス・アーユルヴェーダ・マハゲダ(HERITANCE Ayurveda Maha Gedara)ホテルの体験記2日目(6/4)を見ていきましょう!
Contents
朝ヨガあとの水牛ヨーグルトがうまい!
昨日早く寝たからか6時15分に自然に目がさめる。
が、
6時50分のヨガクラスにはまだすこし早い。
基本的にヨガクラスは毎朝ある。
ヨガがおこなわれるアーユルヴェーダセンターはロビーから50mの場所。
レセプションにカートが用意されていたので、とりあえず乗る。
あきらかに歩いたほうが早いと思いながら…
ヨガ道場につくと何人か集まっていた。
みんな早起きだ。
先生は昨日のヒゲオヤジではなく小柄なスリランカ人女性だった。
太陽礼拝のポーズなどおきまりの動作がはじまる。
ヨガはバリなどビーチリゾート滞在中はやるんだけど、普段ジャカルタでやることはない。
久しぶりなので、けっこうキツイ。
朝の空気をすいながら複式呼吸しながらやると、なにげに気分爽快だ。
じんわりと汗をかいたところで終了。
部屋にもどりシャワーで汗をながし、朝食のため食堂へ。
夜よりもサラダやフルーツがおおい。
ラッシーやヨーグルトもあるな。
おっ、
水牛のヨーグルトなんてめずらしいね。
とりあえずバッファロー・ヨーグルトやスープをよそって食卓へ。
そういえば、
水牛ヨーグルトは、ヒマラヤトレッキングのとき宿泊先の亡命チベット人の家で食べて以来だ….
…….なつかしい。
ヒマラヤの絶景を久しぶりに見に行きたいな…….
なんて思いながら、朝からたそがれてしまった。
水牛ヨーグルトは基本的に、ふつうのヨーグルトより酸味が強くすこし食べにくいのだが…..
くせになる味です….
アーユルヴェーダ医のコンサルテーション1回目
昨日もらった2日目のトリートメントのスケジュールを確認する。
まずはじめに、
11時からドクターコンサルテーション
だ。
基本的に、
- トリートメント
- ドクターコンサル
- ヨガ
- メディテーション(瞑想)
などのアクティヴィティはアーユルヴェーダセンターでおこなわれる。
トリートメントの部屋は25室あり、部屋ごとに
- 施術台
- 箱サウナ
- トイレやシャワー
- そして庭にはバスタブ
もあり、ゴージャスな雰囲気をかもし出している。
そして、
棟内にはドクターの診療室が3部屋あり、上の階にヨガ道場がある。
アーユルベーダセンターの受付で通訳つけるか聞かれたので、いちおうお願いする。
医療用語ややこしいし、日本語のやりとりの選択肢あったほうがいいからね。
追加料金ないからつけたほうが得だし。
しばらくして、オサリーを着た通訳のスリランカ女性がきた。
日本に行ったことないというのに日本語のうまさにおどろく。
大学で日本語を勉強したあと、このリゾートに就職して日本人ゲストと毎日話すからうまくなったそうだ。
語学はどれだけ実際につかうかで話せるかがきまるいい例だ。
ドクターも来たので3人で診療室へ。
コンサルが始まる。
白シャツを着たスリランカ人のアーユルベーダの医者から
- 「アレルギーがない?」
- 「体調がわるいところないか」
とかいろいろ聞かれる。
「ん〜花粉症で鼻づまりなだけかな〜。いたって健康です!」
とこたえる。
そして、
血圧をはかると………
…….「高血圧ですね」
との答えが….
エッ、
いままで血圧高いなんていわれたことないよ!
なにかの間違いだろ!!
しかしもう一度はかっても結果は同じ。
どうやら血圧高めなようでかるくショック。
そういえば、前に血圧はかったのは3年前だったな。
「運動してストレスをためないように」
とのアドバイスが。
「塩辛いものをたべるな」
とも。
あ、
いつも刺し身に醤油ドバドバかけすぎだから?!
そして、
ドクターの診断をもとにドーシャがきめられる。
アーユルヴェーダでは、人が生まれつきもっている生命エネルギーを
ドーシャ
とよぶ。
人は誰でも
- ヴァータ(風)
- ピッタ(火)
- カファ(水)
の3つのドーシャ(エネルギー)をもっていて、このうちの1つか2つのドーシャを強く持っているといわれる。
このドーシャのバランスがくずれることにより、病気になるらしい。
ドクターの診断の結果、わたしのドーシャは
ヴァータ・カファの混合型
だった。
なんだかよくわからないが、「そうなんだ」と納得する。
ドーシャ診断後の初ランチ
ドクターの診断内容とわたしのドーシャによって今後のトリートメントの内容が決められる。
今日のランチからは、ドーシャ診断にもとづいて
ヴァータ・カファの料理だけをとり、ピッタの料理は食べてはいけない。
といっても、
ピッタがダメな料理ってあまりなかったんで、なんでも気にせず食べられる感じだ。
あえていえばスイカくらい。
トリートメント開始
ランチをおえ、30分くらい部屋でまったり。
それから、部屋に備え付けのオレンジ色のバスローブにきがえてトリートメントへ向かう。
基本的に、アーユルヴェーダセンターに行くときは、ヨガのとき以外はこのバスローブを着ていく。
スケジュール用紙のとおりにトリートメントはすすむ。
14:00〜 : Welcom Treatment (フット・マッサージ)
オイルを足に塗りたくるフットマッサージ。
スリランカ人の男性セラピストが担当する。
彼がいうには
- 男性ゲストには男のセラピスト
- 女性ゲストには女性セラピスト
がつくことになってるらしい。
台湾のツボマッサージとはちがい、スリランカのマッサージはオイルを塗り込み肌の奥に浸透させるためにもむといった感じ。
個人的には台湾津ツボマッサージみたいにガシガシもんでほしいところだが、ジャンルちがいなのであきらめる。
14:30〜 : Vaktra Abyanga (フェイス・マッサージ)
30分のフット・マッサージがおわると、次は
フェイス・マッサージ。
さきほどとは別のセラピストに交代だ。
さっきとは違うオイルを顔に塗りながらマッサージしていく。
そういえば、
顔のマッサージなんて日本で美容院いったときかるくやってもらう程度でほぼ初体験。
以外に気持ちいいもんだね〜。
15:00〜 : Murudu Sharira Abyanga (セラピスト二人によるコンビネーションマッサージ)
つぎは
セラピスト二人によるフルボディ・マッサージ。
さきほどの二人が息をあわせて行うコンビネーション・マッサージだ。
胡麻油のオイルを身体に塗りたくられる。
身体の右と左にわけて、やっていくので、ある意味効率的だね。
あんまり肩とか腰とかこらないんでこんなモンかって感じ。
施術中この二人すこしずつ打ち解けてきたのか、
- 「日本のどこに住んでるのか?」
- 「彼女はいるのか?」
などお決まりの質問責め。
どうやら日本にそうとう興味があるらしく、
「日本人の彼女がほしい。色が白いから?!」
など喋りがとまらない。
どうでもいいなと感じながら、
「いまジャカルタに住んでるよ」
と答える。
と、
すこし考えて、
「インドネシアもキレイな女性がおおいよね」
・・・・
って
結局どこの国でもいいんだろ〜(笑)
ん〜
考えることは万国共通、国籍のちがいなどないと感じる。
15:10〜 : Herbal Bath (ハーバル風呂)
そうこうしてるうちに一連の施術がおわり、セラピストが庭にあるバスタブに湯をためだした。
どうやら、トリートメントの後は薬草風呂で体中に塗りたくられたオイルを流すらしい。
お湯がたまったので入ると、
ん〜いい感じなんだけど、すこしヌルいよね〜
って感じ。
もっと熱くしてくれ!日本人は45度以上の激アツの風呂が好きなんだ!!
というと不思議そうな顔をしながらお湯を熱くしてくれた。
基本的に東南アジアなど南方の人は水シャワーが当り前なので、暑い場所で熱いお湯にはいる人間の気持ちは理解できないのだろう。
ふぅ、部屋にはシャワーしかないので、まったりとバスタイムを楽しむ。
風呂からでると、さっきのセラピストがなにかメモのようなものをもって立っている。
そして、
「Nice to meet you」は日本語で「hajimamashuta」か?
とか質問してくる。
どうやら、
日本語を勉強していて、自分でつくった単語メモの答え合わせをしたいようだ。
なにげに微妙にちがうよね….。
何個か修正してあげた。
その真剣な眼差しにこころを打たれたので。
やはり、
「日本人の彼女をつくりたいんだっ!」
という本能的な欲求が彼をここまで熱心な日本語学習者にするのだろう(笑)
そうだ、
ここはアユールベーダ好き日本人女子のゲストが多いので出会いのチャンスはあるぞ。
Good luck…
と笑いをこらえながら健闘をいのる。
17:00 Aqua Yoga (水中ヨガ)
5時からはアクアヨガだ。
サーフ・パンツに履きかえてプールへ。
インストラクターは昨日の夕方のヨガクラスのヒゲの先生。
アクアヨガはまったく初めてなのでどんなことするのかドキドキする。
しかし、
アクロバティックなポーズなどはなく、水中で脱力ポーズをするなどのリラックス系でホッとした。
たそがれ時にプールでヨガで開放感を感じることができた。
シャンプー買い忘れたんで買い物に
アーユルヴェーダ・リゾート滞在中は、リフレッシュ効果をたかめるため、外出はなるべくしないと固く心に決めていた。
が、
しかし、二日目にして自分への誓いは速攻でくずれる。
シャンプーがなくなったんで、街へ買い物にでることにした。←言い訳か!
レセプションでトゥクトゥク呼んでもらって、
最寄りの鉄道の駅の一つアルトゥガマ(Aluthgama)
へむかう。
アルトゥガマ駅のちかくは繁華街やローカル市場があってにぎわっている。
繁華街にあるスーパーマーケットでシャンプーを買ったあと、ローカル市場をブラブラする。
ちょうど虹がでており、夕陽とのコラボが最高だ!
スリランカのとある
ローカル市場に虹。旅先では、
地元の市場をのぞくことが多い。その街が一発でわかるし、
なにより異邦のまちの
雑踏と喧騒が好きだから。あぁ、
三丁目の夕日みたいだ!#スリランカ #アーユルヴェーダ#GoPro pic.twitter.com/WwxYxFggqd— けーかん🌏進撃の世捨て人! (@keikan05) 2018年6月7日
市場をさまよった後、トゥクトゥク運ちゃんお決まりの
知り合いの店に連れて行くよ攻撃
にかるく付き合ってあげて、セイロンティなど気まぐれで買ってみたりする。
そのあとスリランカの映画館をのぞいてみる。
スリランカ映画
パンチ効きすぎだろ!でも、ある意味
見てみたいかも(笑)#スリランカ #ヘリテージアーユルヴェーダ pic.twitter.com/xPkfDKC5IB— けーかん🌏進撃の世捨て人! (@keikan05) 2018年6月4日
スリランカ映画のハチャメチャ快進撃ぶりにわらう!
スリランカ語で字幕もないのでなに言ってるかわかんないが…..
2日目まとめ
いかがでしたか?
2日目はドクターコンサルから始まり、人生初アユールヴェーダ医の診察をうけました。
アーユルヴェーダの医者は、スリランカでは西洋のドクターと同列の尊重される仕事のようです。
ヘリタンスには5人のアーユルヴェーダ医がいて、そのうちの4名が女性。
コロンボの大学の医学部で6年間、勉強してアーユルヴェーダ医になるパターンが多いそう。
血圧や脈をはかったりするのは日本の医者と同じですが、生活習慣や両親の病気などいろんな角度から問診し体のコンディションを確認します。
- 西洋医療は悪い部分を切って直しますが、
- アーユルベーダ医療は食事やハーブなどをつかって病気にならないようにすること
にフォーカスしていきます。
アーユルヴェーダ医療は、日本など西洋医療とは考え方や施術が根本的にちがい、食事が身体をつくるというのが基本的な考え方。
なので、
- リゾートのほぼベジタリアンな食事
- ハーブやスパイスなどの自然素材をぬりこむマッサージなどのトリートメント
- ヨガや瞑想などで精神をリラックスさせる
のもアーユルヴェーダ医療の施術のひとつだと理解できた。
アーユルヴェーダは、5000年前にはじまった人類最古の伝統的な医療なんだと改めて実感できた一日となった。
スリランカのアーユルヴェーダリゾート滞在記
サンパイジュンパ・ラギ〜(ではまた)